F1よりもWRCの方が危機的状況
以前からWRCへの参戦を検討していたフォルクスワーゲンですが、その実F1も検討対象に入っているのだとか。
フォルクスワーゲン、2013年にF1へ? クリス・ニッセンが検討を認める
AUTOSPORT webより
WRCもF1もモータースポーツの最高峰の世界選手権。どちらが上かというのは比べられないけど、F1の方が金がかかるらしい。
ただVWのモータースポーツ戦略は昔から信用の出来ない部分がありました。
そもそも、VWのモータースポーツ活動の中で頂点を目指した活動で永続的なものは、
知る限りではディーゼルエンジンのレース・トゥアレグのダカールラリーが初めてのはずです。
1989年にVWオリジナルの1800ccOHCエンジン+Gラーダースーパーチャージャーを搭載し、
センターデフを使わないビスカスカップリングを用いたAWDで駆動するゴルフ・ラリーG60を、
当時のGr.A公認に必要な5000台生産して一旦はWRCに参戦しましたが、これが鳴かず飛ばず故に数戦で博物館行き。
VWの市販車の中では数少ない「黒歴史」的存在です。
昔のワークスカーはラリーダメ人間(ヘンタイ)愛好家に引き取られて今でもドイツのローカルラリーに出ています。
その後ゴルフは3型になった時の1990年代前半に「A59」の開発コードで、
市販状態で250PSを発揮する2000ccツインカム+ターボをフツーにセンターデフを設けて、
WRCウェポンをシュミット・モータースポーツに作らせたものの、
ゴルフなのに市販車価格が\4,000,000(日本円)以上になるのが売れるのか
というのを懸念して、このプロジェクトはプロトタイプが数台作られただけで破棄されました。

VWグループのアウディは80年代前半にWRCにフルタイム4WDを持ち込んで時代の寵児となったし、
90年代に入ってからは後にVWグループに入ったセアトやシュコダもWRCで頂点を狙った時期がありましたが、
セアトは現在はWTCCで活躍しているし、シュコダはS2000車両を開発してIRCでトップランカーとなったのに、
VW本体はモータースポーツで頂点を目指したというのはダカールラリーしかないのです。
しかし、ダカールラリーは世界選手権ではない・・・・・・・。

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