2011年4月 2日

WRCでのラリー車のクラス分け

今シーズンのWRCからWRカーが1600cc直噴ガソリンターボエンジンに変わったため、クラス分けも大幅に変わりました。

今までは下から1400cc以下、1400cc以上1600cc以下、1600cc以上2000cc以下、2000cc以上と分けられていました。
そしてそれぞれGr.N、Gr.A分があり合計8クラスあり、一番上がWRカーを含む2000ccターボのGr.Aカーのクラス8で、
一番下の1400cc以下のGr.Nはクラス1、インプレッサSTIやランサー・エボ等の2000ccターボのGr.NとS2000はクラス4、
S1600や旧キットカーもWRカーと同じGr.Aとしての扱いになり、それぞれの排気量別のクラスに分類されます。

因みに数年前に登場したGr.Rですが、エンジンチューンが可能なR2とR3はGr.A扱いになりますが、
R3には1600cc以下のターボカーであるR3Tと、2000cc以下のターボディーゼルエンジンのR3Dというのもあります。
昨今2000cc自然吸気エンジンの市販車が1400または1600cc直噴ガソリンターボに切り替わっているのを適用したものです。
R3Dもパフォーマンス的には2000ccNA車と同等と云うことからきたと思われます。
つまり、所謂1.7倍のターボ係数もあまり意味をなさなくなったわけです。

続きを読む "WRCでのラリー車のクラス分け"

2006年9月26日

MOTORSPORT JAPAN 2006

前のエントリーで書いた旅行博の後は、同じお台場で開催されていたモータースポーツイベントを見に行きました。

MOTORSPORT JAPAN

傍目で観ると、各テントはカテゴリーごとに別れているらしいです。
主催者としては将来的には、毎年6月に南イングランドの荘園で開催される世界一のヘンタイモータースポーツイベント、

Goodwood Festival of Speed

のようなイベントにしたいそうですが、東京で開催することを鑑みるにその辺は今後に期待しておきましょうかね(棒)。

続きを読む "MOTORSPORT JAPAN 2006"

1999年12月22日

AlfaRomeo 145 Quadorifoglio

わたしはがスポーツカーよりスポーツサルーンが好きです。
ポルシェよりBMW、フェラーリよりアルファロメオが好きです。
BMWとアルファの共通点はどちらも第二次大戦前から会社があることと、
彼らはそのころ主に高価格車を生産し戦後はそれぞれの会社の復興のために一般量産車を作り始めたことです。

アルファ使い=エンスー=しょーもない人という図式がアメリカを含む世界中で定着しているのですが、
それは彼らが60年代から主にツーリングカーレースで勝ち取った栄光によるもので、
ウエットライナーのシリンダーブロックを持つツインカムエンジンと4葉のクローバー「クアドリフォリオ」のステッカー、
GTAと言う3文字が示すレース用に軽量化(イタリア語でALLEGELITA)された105系ボディーは、
「Rosso Bomba(赤い爆弾)」の異名を引っさげ、ヨーロッパ中を荒らし回っていたのです。
また彼らはサーキットレースだけでなくラリーにも積極的に参戦、
70年代にミラノのワークスガレージ「AUTO DELTA」から赤道を越えて、
遠くオーストラリアのサザンクロスラリーにラリー用に改造されたアルフェッタGTVが送り出されたり、
1980年代初期のサファリラリーにはあのサンドロ・ムナーリがサファリでの優勝を渇望して、
なんとアウトデルタ製のGTV6をプライベートで持ち込んだこともありました。
86年のあの忌まわしいツール・ド・コルスで3位に入賞したイブ・ルーべのロスマンズカラーの3.0GTV(Gr.A優勝)以来、
最近ラリーではアルファロメオの名前はトンと聞かれませんが、
その後トリノ(フィアット)の身内になったのでこれは勝手に妄想を膨らませるに値するものがあるなと思いました。

続きを読む "AlfaRomeo 145 Quadorifoglio"

1999年11月20日

Middlesex~Northamptonshire~Oxfordshire

明けて19日の6:45AM。このころは日本ではもう夕方になる頃でしょうか。
この時期のロンドンでは未だ夜が明けていません。
11月半ば過ぎのロンドンの日の出は7:30、日の入りは4:00PM過ぎというところでしょうか。
ここはロンドンの中心部にある金融街シティから西に15mile程しか離れていないのですが、
ヒースロー空港が近いせいなのか東京と違って背の高い建物はおろか、
人家もまばらでただ寒々とした風景だけが広がっています。
身支度を済ませ、外にでてみると前の晩もそうでしたがとにかく寒い。
11月の平均気温が摂氏4℃とか6℃近辺であるから当然といえば当然。
んで、この日のロンドン近郊のこの地の午前8時の空の色は下の写真の様な感じになっていたりします。
そして今回使ったフォーカスは下の画像にあるグリーンのやつです。
重いスーツケースをまたご主人の手を借りて降ろしてフォーカスに載せてから朝食。
朝食は機内食以来のまともな食事である

イングリッシュ・ブレックファースト(^O^)

続きを読む "Middlesex~Northamptonshire~Oxfordshire"

1999年11月15日

Formula 2 "KITCAR"

フォーミュラ2の解説にあるとおり、WRCをリードするAWDターボカーを2500台生産できるメーカーは限られています。
そのため総合優勝や世界チャンピオンを目指すこのカテゴリーのラリーカーは新規参入もなくマンネリ化の懸念があり、
しかも年々開発費等で経費が鰻登りになってメーカーを圧迫するようになってしまい、
費用対効果が薄くなると何時彼らが撤退するとも限りませんでした。
現にフォード・エスコートRSコスワースを擁していたころのフォード・ワークスですら撤退の危機がありました。
もう一つ、例え2000cc以下の2輪駆動車とはいえ改造に制限のあるGr.A車両を使う以上は、
それを意識した車両を開発して市販せねばならないことは間違いありません。

そこでFIAが推進したのは、ラリーを意識した高性能車を2500台生産しなくても、
そのクルマに特殊なレーシングパーツを付けてそのクルマ用のキットとして追加公認を受ければ、
より高性能なラリーカーに仕上げることが可能となるということでした。
そのキットを付けたラリーカーを「KITCAR」と呼び、グループA公認車両の亜流として1995年に誕生したカテゴリーです。
現代ラリーカーの最高峰ワールドラリーカー(以下WRカー)もその一種ですが、
一般に呼称されるのはフォーミュラ2ラリーカーから派生したものを指しています。

もともとこのカテゴリーは時のルノースポールのチームダイレクターだったパトリック・ランドン氏が、
キットカーを最高峰とするWRCを夢想してFIAに働き掛けたところがあったのですが、
既存のWRCワークスチームやそのドライバーたちからの強い抗議があったこともあり、
また提唱者だったルノースポールは当時はウィリアムズF1のエンジン開発に予算が掛けられたこともあって、
せっかく開発したクリオ・マキシのワークスカーを予算の都合でフランス国外では活動しなかったこともあって、
現在でもWRカーを最高峰とするWRCが行われているわけです。

カップ戦や世界選手権が掛けられるようになってまともに活動したワークスチームは、
94年FIA2ℓワールドカップを獲得したシュコダ、97、98年と2度カップを獲得したセアトとヒュンダイだけ。
他はメーカーがカップ戦に登録だけして各国WRCに参戦するディーラーチームに点数をとらせるに過ぎなかったのです。

続きを読む "Formula 2 "KITCAR""

1999年11月 7日

About "FORMULA 2" Rally Car

1992年、勝負の過激さを増す世界ラリー選手権(以下WRC)では、
FIAグループAの車両公認を持つAWDターボカーでないと勝つことができなくなっていました。
このグループAというのが連続する12ヶ月間に2500台(以前は5000台)の同一車両の生産を義務づけることで、
メーカーにとっては頭の痛い種でした。

AWDターボカーは日本以外の市場では大変高価なクルマであり、そういったクルマを生産していないメーカーから見ると、
WRCに参加するために売れるかどうか定かではないクルマを2500台も作るのはとてもリスクのあるものでした。
しかし世界中の自動車メーカーの殆どは2000cc以下の自然吸気エンジンを持つ2輪駆動のクルマは生産しているので、
これらのメーカーに世界的なラリーのステータスを与える目的で翌93年からWRCと並催される形で制定されたのが、

FIA Cup for Manufaturers of 2-Litre Cars

というメイクスポイントでカップ勝者を決めるものです。
参加資格のある競技車は2000cc以下の自然吸気エンジンを持つ2輪駆動車で、
FIAグループA(1995年からはグループNも可能)の車両公認を取得した車両が対象となります。
これが2ℓ以下の車両規定、つまりフォーミュラを持つということでFIA内の略称で「FORMULA 2」と通称されるのです。

続きを読む "About "FORMULA 2" Rally Car"

1999年11月 3日

東京モーターショー

今回で33回目を迎えるとのことです。
元々それほど行くつもりはなかったのですが、シトロエンがクサラ・キットカーを持ってきていると云うし、
先日日本でで発表されたばかりのフォード・フォーカスを、イギリスでレンタカーとして使ってしまうかも知れないと思い、
とりあえず行くことにしました。

どっちかと云えば、このクルマ、日本じゃウケが悪いんじゃないかと思います。
何せトヨタとスバルと三菱の国だし、WRCの舗装イベントで事実これらのワークスカーを打ち破っているんだからして、
その心意気や良し<シトロエン・ジャポン

続きを読む "東京モーターショー"

1999年7月17日

Ford KA Rally

本日は我が家に母方の祖母を呼ぶために、オカンの実家のある三鷹までクルマで行って来ました。
その帰りのことで祖母を乗せて世田谷通りを走っていたら、通り沿いのフォードディーラーにフォードKAが2台ありました。
その内の1台はランプポッドを付けたラリー車で、雑誌にも何度か出ているヤツです。
そんなもんだから家に戻ってカメラを持ってそのディーラー、フォードTOKYO 成城店に行ってきました。

ラリー車は、ワンメイク選手権に使われる選手権指定パーツを日本仕様のKAに組み込んだものです。
日本仕様のKAはその実、欧州仕様と違いラジエータが強化されているのでフロントバンパーが長くなっているとのこと。

欧州では次世代ドライバー発掘とプロモーション目的で、各メーカーとそのインポータの支援で盛んに行われています。
大概がKAの様な小さくて安いクルマがベースになるのですが、出来るだけ価格を抑えるためと選手権の公平性を期すため、
足回りやエンジン関連、各種安全装備や果てはレーシングギアまで選手権指定のものを使用する規則があります。
また有効なFIAの車両公認書があってFIA規則に沿って改造されているので、
そのままでWRC等の国際格式ラリーにも参戦することが出来ます。

続きを読む "Ford KA Rally"