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交通博物館-長いトンネルへ-

既報の通り、本日を以て閉館移転する東京・秋葉原の交通博物館に行ってきました。 わたしは朝8:30に着いたのですが、 既に旧万世橋駅の赤レンガぐるりと囲むように長い長い行列が出来ていました。 しかし列が前進しているところを見ると、 開館時刻を前倒しして人を入れているようでした。左画像は、 入場時に配布された入館記念券と、 昭和18年の万世橋駅廃止時の3等20銭区間切符のレプリカです。中央線は中野まで、 京浜東北線は大森まで行けるようです(現在は秋葉原からだと両駅とも\210)。

何とか入ったものの、1階のあまりの混雑ぶりにまずは3階に上がって航空機や船舶、 自動車関連の所蔵品を見てから改めて1階に行くとまだ混んでいました。 特に一番の人気展示物である1/80HOゲージによるパノラマ鉄道模型は臨時運転でコマを増やしているにもかかわらず立錐の余地がないほど混雑していました。 それと着いてから気づいたのですが、少し前に締め切った旧万世橋駅遺構見学ツアーをこの日の分だけ事前募集していたことが判明しましたorz

秋葉原まで行ければ、小遣い銭程度の入場料で見ることが出来たことと、 旧国鉄の全国の記念切符を取り扱っていたので子供の頃から何度も来ておりましたが、 PCや航空機のオモチャ買いに何度も秋葉原に来ているのに最後に来館したのは大体3年以上前だったと思います。 JR東日本では大宮や高崎や大船で歴史的な鉄道車両をいくつも保管しているのですが、 これらの車両と交通博物館の展示車両も含めて展示公開される装いも新たな「鉄道博物館」 として来年の10月14日の鉄道の日に埼玉県さいたま市北区に開館されるまでの1年半近い長いトンネルに突入します。

ここで一番好きな実物展示物はこれ、 一般旅客用蒸気機関車として最後まで(昭和50年10月14日)北海道の室蘭本線で普通列車を牽引したC57 135。 この機関車のころからボックス型動輪などの近代化が図られましたけど、この時代の機関車まではボイラの大きさや、 その両脇を幾本も走る給水暖め管に日本の鉄道の宗主国である英国で製造された機関車のデザインと似たようなものを感じさせます。

それとこの機関車は昭和10年代の設計なのですが(製造初年は昭和12年)、 1750mmのボックス型大動輪や連接棒の作りの良さ、パーツ1つ1つの加工精度のすばらしさ、組み立ての緻密さなど見るに、 当時の日本の工業製品の出来の良さに感動を禁じ得ません。そのおかげで同形式の初号機C57 1が21世紀の現在でも整備を重ねてこれといったトラブルもなくJR山口線でイベント列車に使われている事実があるわけですから。  

そのような戦前の品の作りの良さは、 大正末期に旧鉄道省の車両工場で車両整備士の教育用に製作された木造電車の模型にも現れており、 現在の技術にも勝るとも劣らぬのではと思わせるような緻密さで今もこのように存在しています。

これの実物車両は現在はJR大井工場に保管してあったかと思いますが、 これも模型と一緒に展示されることでしょう。

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