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2006年10月29日

Lancia Lunch

日本のランチア愛好者のクラブでは最も有名なランチア・クラブ・ ジャパン(以下LCJ)主催のイベントに行ってきました。
毎年この時期に開催されるのですが、今年創業100周年を迎えたというの記念すべき年に合わせて、
ランチア・デルタHFインテグラーレを駆って1988-89年のWRCチャンピオンを獲得した・・・・・・・・

マッシモ"ミキ"ビアジオン氏が招聘されました。


実は持っているマジックペンはわたしが貸したものです。まだ返却されていないけどw

因みに左画像は、フルヴィア1.6HFコンペティオーネのデモランをしていたときの物です。
ランチア製1.6L 狭角V4エンジンをかなりいい音をさせて走ってくれました。
今回着用のスーツは88年のサファリラリー優勝時の物だそうですが、このスーツはLCJに寄贈されるとのこと。
元々寂しかった頭髪は更に寂しく白髪も増えましたが、18年前のスーツが一応着られるんですね。
また彼自身が現役当時一番欲しがっていたのがかのサンドロ・ムナーリですらなし得なかったサファリでの優勝でした。
そういうことですので、彼のサインはミキの写真集、

「MIKI BIASION-Una favola mondiale」 (マウリツィオ・ラヴァーリア著-CONTI EDITORE刊)
※題名和訳:ミキ・ビアジオン-1つの世界的な寓話

のサファリ優勝時のシャンパンファイトのところに書いて貰いました。
ボンネットに乗った右側の人物がミキで、左はコドライバーのティツィアノ・シヴィエロ氏、
左端は現在WRCでJWRC/PWRCのコーディネーターをしているニニ・ルッソ氏。当時はランチアワークスのマネージャー。
ニニの右隣の青のツナギは、禿頭とバンダナで有名なアバルトの名メカニック、リーノ・ブシアッツォ氏です。
因みに現在のミキは、多くの元トップドライバーがするように自動車ディーラー(ランチア)を経営しているのだとか。

彼のラリー屋としてのキャリアの黄金時代もサファリ優勝の頃でしたが、当時の競技車はGr.A車。
しかし彼をトップドライバーにしたのは、ランチアワークス加入前に乗ったコンレロチューンのオペル・アスコナGr.4であり、
3人のチームメイトを失ったGr.Bスーパーカーの時代でした。WRC初優勝もGr.B最終シーズン1986年のアルゼンチンでした。

このデルタS4コンペティオーネをはじめ、037ラリー、フルヴィアHF、ストラトス、
更にはには市販車のランチア・ゼータまで振り回していました。
この手の競技車の始動には車両を熟知したエンジニアが今も昔も必要であることには変わりありません。
今回は、ヒストリック・ランチア・ ラリー(以下HLR)代表のジュゼッペ・ ヴォルタ氏も同席しました。

イベント名に「Lunch」と付く以上は参加費を払えば昼食が支給されます。
今回の会場は大磯プリンスホテルの駐車場でしたが、今回出た昼食のお弁当は日本料理の名店、
なだ万厨房の十月弁当「桐」でした。これは参加者、スタッフ、 主賓共通です。
これにお茶とTop'sのチョコレートケーキが付いてきました。ああ、 旨かったw

デモ走行の映像を撮った方が、模様をYouTubeにアップしていましたので載せておきます。

2006年10月28日

ABSチェックランプ点灯

とは云っても、これは先週末にラリーを見に高山に行ったときのことです。

21日朝8時に長野道を松本ICで降りて、R158を西へ向かっていたその時にABSチェックランプの点灯に気づきました。
単にABSにエラーが出てABSそのものが作動しなくなっただけならそれほど問題ではありません。
有事の際の危険回避を補完するディバイスですから、ブレーキ本体さえしっかりしていれば一応問題はないからです。
しかし実際は、少し前からブレーキペダルのフィールがスポンジーになってきたとは感じました。
とりあえず安全な直線路で40km/h程度でフルブレーキングテストをしてみましたが、
ブレーキはロックしますけどABSの作動をブレーキペダルで感じることが出来ませんでした。速度が低かったかな?

後にチェックランプは消えましたけど、マスターシリンダのカップを調べてみたところ、
ブレーキフルードの液面が「MIN」すれすれまで減っており、スポンジーなペダルフィールのこともあるんで、
主治医の府中レーシングベース(F.R.B)でマスターシリンダやプロポーショニングバルブの点検をしてもらいました。
これらの点検の結果液漏れなどの症状は見られませんでしたが、ブレーキパッドが減ったわけでもないし、
先のブレーキテスト以外では急ブレーキを掛けたり、峠やサーキットを攻めてブレーキを酷使したわけでもありません。
とりあえず通常通りにブレーキフルードを交換してみましたが、これが一番効いたようです。

ペダルフィールはカッチリ、利きはガッツリするようになりました。

ABSテストをするほどの急ブレーキはかけていませんが、ブレーキ系統がキチンとしていればまずOKでしょう。

あと7日にバッテリーが上がってしまった原因ですが、これは某ショップで接続したオーディオの配線に誤りがあって、
オーディオは正常に動くものの、通常より過大な待機電流が流れてバッテリーが上がってしまったと言うことです。
8日にオーディオの配線を確認しながらマメにテスターでチェックしながら配線を接続してもらいました。
その後バッテリーが上がってしまうこともなく、バッテリー自体も正常通りに戻りましたが、
配線上の問題でオーディオのメモリが利かない状態になったので、オーディオの配線図を見ながら繋ぎ直して貰いました。

2006年10月25日

Research of Blood type B

仲間内ではよく血液型の話が出ます。わたしはB型なのですが、
人に云わせると典型的なB型人間らしくて何故か納得されるんですよね(笑)。
先日のFBMの時の某所での宴会の席でも血液型の話が出たんですけど、そこで誰かがこんなサイトを教えてくれました。

B型によるB型のためのB型の研究

このサイトによると、B型人間とは、誇り高き変人だそうです。まったくそのとおりであります。
他にもこのコンテンツを読むと、思い当たる事がビシバシ出てきていやぁすげーなーって思いましたね。
先に出た宴会時の話の中にも出たのですが、同席したあるA型の友人にとっての自分は「ツボにハマる」人間らしく、
サイトによるとそれは、笑いのツボが人と違うからなんだそうです。
そーいや酒の席で男女含めて目の前にいるわたしの行動挙動言動を肴にしている人が初対面でも必ずいるし、
わたし自身もB型の友人のネタを肴にして呑んでいることもあります。
つまり、B型は酒席には必ず必要だと云うことなんですな。
無論このブログも友人や数多い知人のネタになっております。ネット上ではなく本名で知り合った方も多い。
その中には自動車関連業界や音楽業界の人達も少なからずいるのですが、
時に自虐ネタもあるせいか、ここのエントリーをネタに笑ってくれる人が多いというのは正直有り難いものです。だって・・・・・

我が人生須くネタだからなんですよ。

所で、わたしは中学校に進学するまでは血液型がO型だと思っていました。
オヤジもOで、オカンがAだとどこかに書いてあったのを見たことがあります。
しかし、中学校で血液検査があり調べたところ(耳たぶ切って採血するアレです)、 実はB型だと判明したのです。
オカンが持っていた母子手帳にもO型で記載されていたらしいです。んで辿ってみると、オヤジは実際はB型らしいですw

2006年10月22日

20e French Blue Meeting

帰宅直後ですので、とりあえず、わたしの106GTiに 貼った今年のステッカーの画像だけ載せます。

2002年より毎年参加して今回で5回目ですけど、 個人的にはこのステッカーのデザインが一番気に入りました。

あと、今回展示されていたアルピーヌのルマンカー、M63とダンロップのデジッ子でもw


2006年10月21日

2006 M.C.S.C. Rally Highland Masters

とりあえず最初に、久々に全日本ラリーに出てきた御大の画像をば。帰宅後追記です。

DSC_0151

 この方だけですね、このコーナーで前輪浮かせていたのは。
最初FWDのストーリアで参戦すると書きましたが、これはストーリアX4です。
排気量713ccですが、ターボ係数かけても1400cc以下なんですよね。謹んで訂正いたしますm(__)m
ご覧の通り、去年のDRS製のワークスカーを使っています。
来年還暦を迎えるというのに、走りは年をとっていません!!!!!!!

2006年10月20日

FBMへ出陣します

お陰様でなんとか仕事を片付けられました。現在106GTiはガソリンスタンドに預けて洗車してもらっています。
この後クライアントさんに請求書を先方の会社のポストに投函して、長野県の地図を買って帰宅して明日に備えます。
あと思うところがあって、昨日は車体に貼ったステッカーを一部剥がしました。上画像が剥がす前、下が剥がした後です。
この画像を撮った頃は華の横浜ナンバーだったんだよねーw。URLロゴは切り文字ステッカーでしたが、
これを剥がすのがかなり大変でした。

pug-271
 

明日の早朝家を出て、まずは松本、安房トンネル経由で高山に行ってM.C.S.C.ラリーハイランドマスターズを見て、
その後宿泊地に向かいます。宿泊地は毎度決まった場所なのですが、FBM会場の車山高原から1時間程度かかります。

それではFBM参加の皆様、お会いできましたらよろしくお願いいたします。

2006年10月18日

2006 M.C.S.Cラリーハイランドマスターズ

以前のエントリーで、次の土曜日は時間が取れればハイランドマスターズを見に行くと書きましたが、
観戦情報やらエントリーリストやらをM.C.S.C.(松本カースポーツクラブ-主催クラブ)のサイトで見ていたんですけど、
エントリーリスト見てかなりぶっ飛んでいました。

昨今ラリーに使える日本製小排気量車が少なくなってきたこともあって毎回エントリー台数が少なく、
クラスが成立しないこともあるJN-1クラス(1400cc以下)になんとあの御大がエントリーされていました。
2004年シーズンを最後に全日本ラリーのフルエントリーを止めてしまったのですが、
去年もハイランドマスターズだけはRB仕様のスバル・インプレッサWRX-STIで参戦されていました。
今回乗るのはダイハツ・ストーリア1.3。 この方が前輪駆動車に実戦で乗るのはわたしが知る限りに於いては、
87年シーズンに当時のプジョーのインポーターだったARJ(オースチン・ローバー・ ジャパン)のスポンサードで
プジョー205GTi 1.6で参戦して以来かも知れません。なぜかラリージャパンに出てこないのですが、
ある意味ラリージャパンよりも楽しみであります。

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2006年10月17日

低年式多走行車

ウチの会社で使っている日産アトラスっつートラック(2.0Lガソリン 1.25t車)ですけど、
クラッチ板の滑りが激しくなったのでやむなく修理に出しました。
9年前に新車で買って以来、現在では94000kmをオドに刻んでおります。
普段これに乗っていた従業員は8月に退職しておりもうひとりは軽トラックで仕事に出ているので
最近では現場に材料を沢山持ち込む時にだけ使っていましたが、
先週の土曜日にちょっと重たい品を載せて走ったら、坂道発進が結構やりづらくなって、
クラッチが繋がってアクセル踏んでもちゃんと前に進んでくれない。エンジン音だけは大きくなるけど・・・・・・。

近所の日産ディーラーに修理を出して、\75,000程の修理費の見積もりを見たのだけど、
後から連絡があって、クラッチOH3点セット(クラッチ板、カバー、レリーズベアリング)の交換だけでは済まず、
フライホイールもガタガタになっていたとのこと。これを交換することで更に\25,000追加。
これだけでは済まず、更にクラッチマスターもおかしいと云うことでこれで\30,000追加・・・・・・・・・・。

半年ほど前にディーゼルエンジンのアトラス(いすゞエルフのOEM)に買い換えようとしたこともありましたけど、
今は普段使う人がいなくなったし、暫くは買い換えを保留の方向です。
ただ使うときにはいつでも動かせるようにしないとマズいので、修理だけはきっちりしておかないとなぁ・・・・・・・。

2006年10月11日

東名高速 港北PAでの小ネタ

普段仕事では午前中デスクワークをして昼食を取った後、出かけるのは大概午後にするのですが、
今日は朝から夕方まで事務所にいませんでした。

朝9時過ぎに出発。杉並区の立正佼成会近くの現場で材料拾い(使用する材料をリストアップすること)して、
環七を大原で曲がってR20へ。永福から首都高新宿線→首都高都心環状線へ入って首都高渋谷線→東名高速と走って、
港北PAで昼食としました。昼食を済ませてからコーヒーでも飲もうと したのですが、こんな自動販売機で買いました。
昔、アラブの偉いお坊さんが、 恋を忘れた哀れな男に差し出した物だそうですw

作っている最中に「コーヒールンバ」 が流れております。
わたし自身は恋することを忘れたわけではなく、 恋する方法を忘れただけです。寧ろしたいんですけど(-。-) ボソッ

更に、売店にはこのような品物が・・・・・・・・

もう何も云うことはありません(棒)。敢えて云わせて貰えば、 メイドコスはスカートが短いと単にロリっぽいだけで、
エレガントでもなんでもありません。無論バストの谷間が見えるのもイケマセン。
ええ、 スカートの長い正統的且つ保守的?なメイドコスが好きなんですけど何か?

この後わたしは玉川学園の現場を見て、小杉へ行って帰ってきたのは6時前でした。

2006年10月10日

環八お茶会 外伝

環八お茶会に来たフェラーリは友人が2年前に買った1985年式のフェラーリ412です。
以前はシトロエンXMに乗っていた彼は、 このフェラーリのリアサスが屈伸運動出来ると言う理由でやってきましたが、
砧公園でだべっているとその内誰かから瀬田のスタバへ行こうという話が出てきたので、
わたしと友人を含む4人はそのフェラーリで移動しました。

フェラーリ412は美しい4シータークーペです。400iや412、456GTなど、 美しい4シーターフェラーリは大好きなんですけど、
その美しいクーペに乗せてもらっておきながら云うのはアレですが・・・・・・・

中年男4人が乗っている構図は絵にならぬほど想像を絶する出来事でありますwww

まさにネタにまみれた人生に更に上塗りするとってもアヤシイ出来事でしたが、
お師匠様によると、助手席には美女を、リアシートはカシミアのコートを置くというのが本来の利用法だそうです。
ぶっちゃけなことを申しますと、412や456GTが4シーターなのは別に4人乗せるためではなく、
ピニンファリーナの担当デザイナー氏が美しいグランツーリスモのスケッチを描いたら、
リアにシートを設置できそうなスペースが出来たからでは、と考えておりますがいかがでしょうか?

因みに、このフェラーリ412は今後はとある知人に譲られるのだとか。

2006年10月07日

環八お茶会

環八お茶会。
東京都世田谷区の東名高速東京IC近く、環状8号線沿いの砧公園で開催されることから付いたネーミングで、
土曜夜に砧公園の駐車場にやってきてだべったりすると言うイベントです。
元々シトロエン系のイベントですが、フェラーリはやってくるはランチアもいましたっけ。ルノーはいなかったか。
ウチから一番近い場所で開かれるイベントで前々から行こうとは思っていましたが、今回初めて行ってきました。

ウチの106GTiは出しませんでした。つーか、ガレージから出せませんでした。セルモータが回らないからorz
また電装系のトラブルかと思われますが、現地にいた友人にクルマを出せないことを云うと別の友人が連絡があり、
その人のクルマで行くことが出来ました(きもださん多謝)。

ウチのクルマはバッテリーが上がったようで、明日ジャンピングしてFRB(府中レーシングベース)に持って行く予定です。


パッと見では、パリの何処の公園の駐車場ですかって感じですね。
シトロエンDS23IE。フューエルインジェクションで燃料供給をする73年式辺りの最終型。
こんなクルマを撮るのにストロボはいらぬ。明るすぎて雰囲気が壊れてしまう。
実際自分のクルマを撮るのに三脚を持ち込んだ人は多かったデスね。

FBM行きはビミョーですけど・・・・

今月の21、22日はフレンチ・ブルー・ ミーティング(以下FBM)が開催されます。
1987年から開催され、年々拡大して今回で20回目を迎えるという記念すべき年です。
2002年から毎年参加しているわたしですが、今年は色々と事情があって当日車山高原にいるかどうか微妙なところです。

一昨年からは某ショップ関係者とお客さん達のクルマで出かけるようになりました。行程としてはこんな感じです。
土曜朝、中央道双葉SAに集合。コンボイを組んで諏訪ICを降りて霧ヶ峰に上がって、景色のいい駐車場で休憩。
FBM会場に着いてからはフリーマーケットを楽しんでから夕方宿泊地へ移動。夜はそこでみんなで宴会していました。
日曜日はそれぞれ行動がバラバラで、FBMへ行く人、別のイベントへ行く人、別の所で観光をする人と色々です。
昨年は車山に近い女神湖畔でALFA MEETINGが開催されたので、
そのイベントに出る仲間のアルファロメオが大挙?コンボイに参加。メイクスもプジョー、ルノー、アルファ、ランチア、
フィアット、BMW、アウディとバラバラな仲間達が総勢15台程で出かけたものです。

今年はALFA MEETINGは既に開催されたのですが、やはり21日朝に双葉SAに集まって行くことになりました。
わたし自身は先に書いたとおり予定がハッキリしないのですが、土曜日朝から時間が出来るようであれば、
今回は双葉でみんなと待ち合わせて行くのではなく、朝4時頃に自宅を出て中央道と長野道をを松本まで行き、
R158を安房トンネル経由で高山の手前まで行くつもりでいます。伝説の日本アルペンラリーの流れを現代に伝える・・・・・

全日本ラリー選手権最終戦 第34回M.C.S.Cラリーハイランドマスターズの観戦を企てております。

このラリーは土曜日のみのワンデイラリーで、観戦ポイントも深谷ダム付近の一箇所だけです。
これが済んでから松本に戻って長野道で宿泊地に向かう予定でおります。
もしかしたら土曜日が空けられなくてFBMだけかもしれませんが、色々と楽しみではありますね。

2006年10月01日

Smart ForFour VS Mitsubishi Colt

※えー、一部の方の「早く続きを書きやがれ!!」 という熱烈なリクエストにお答えして続きを書きますw

先のラリージャパン観戦にあたり、道内での移動はスマート・フォーフォーを借りました。
これはニッポンレンタカー北海道の10月までの期間限定キャンペーンで貸し出している車両なのですが、
どーせなら話のネタになりそうなクルマであることと、普段、姉妹車の三菱コルトに乗っていることもあって、
これに決めました。料金も3日間借りて保険料込みで\25,000でお釣りが来る 程度と高くありません。
普段乗っているコルトと比べてどう違ったかを検証してみました。

欧州では2車種ともオランダ南部リンブルグ州にあるNedCarで生産されていました。
NedCar(正式名称はNetherland Cars.B.V.)は元々は三菱自工とボルボとオランダ政府が出資してできた工場で、
両社の共同開発車種である三菱カリスマとボルボS40/V40を生産する工場でした。
後に三菱自工の完全子会社となり、ボルボが手を引いた後は三菱とダイムラークライスラー(以下DC)の提携で
共同開発車種のコルトとスマート・フォーフォーの生産が行われました。
その後三菱自工のリコール隠蔽問題でDCが出資を打ち切ったことと、
スマート・フォーフォーが販売不振だったことから、今年3月にフォーフォーの生産中止が発表されました。
欧州向けコルトは3ドア/5ドアが現在でも生産されています。まぁ、決してカッコがいいと云えませんからね、フォーフォーは。

まずは手始めに、日本仕様の両車種の主要諸元を比べてみましょう。
わたしが乗っているコルトはDVDナビが標準装備の「1.3 Re:lax Edition Navi」 というグレードのFWD車(AWD車もある)、
今回使用したフォーフォーは1.3Lの基本グレードでした。
しかし基本グレードとはいいながら、フォーフォーにはコルトではメーカーオプションになっているサイドエアバッグや、
コルトには1.5Lターボでも付いていないESP(エレクトロニック・スタビリティ・コントロール)が標準で装備されています。   

モデル名

スマート
フォーフォー 1.3

三菱コルト 1.3
Re:lax Edition Navi
車両型式 GH-454031 DBA-Z21A
ステアリング位置 右ハンドル
全長(mm) 3,790 3,885
全幅(mm) 1,685
全高(mm) 1,460 1,550
ホイールベース(mm) 2,500
トレッド

前(mm)

1,460
後(mm) 1,445
最低地上高(mm) 120 150
室内 長(mm) 1,860 1,805
幅(mm) 1,400
高(mm) 1,170 1,240
車両重量(kg) 1,030 1,020
乗車定員名 5
最小回転半径(m) 5.1 4.7
燃料消費率(10・ 15モード)(km/l) 15.6 18.8
エンジン型式 135 4A90 MIVEC
種類・ シリンダー数 DOHC・ 直列4気筒
総排気量(cc) 1,332
ボア x ストローク(mm) 75.0x75.4
最高出力kW[PS] /rpm 70[95] /6,000(EEC) 68[92] /6,000(JIS)
最大トルクN・m [kg・m] /rpm 125 [12.7] /4,000(EEC) 124 [12.6] /4,000(JIS)
圧縮比 10.5
燃料供給装置 電子制御式燃料噴射
使用燃料 無鉛プレミアム 無鉛レギュラー
燃料タンク容量(?) 47 45
ステアリング形式 ラック&ピニオン式
サスペンション マクファーソン式
トーションビーム式
ブレーキ ベンチレーテッドディスク
ディスク リーディングトレーリング
タイヤ前 175/65 R14
駆動方式 前輪駆動(FF)
トランスミッション クロール機能付電子制御6速AT
マニュアル切替式
INVECS-III CVT
無段変速式
トランクスペース(自社測定値)(?) 268-910(VDA方式) ---

前から見るとこんな感じ。フォーフォーはボンネットとルーフが難燃樹脂で出 来ており、 ボンネット上のエアスクープはダミーw
フォーフォーのサイドの方向指示器は、身内のメルセデスW203(現行Cクラス)が先鞭を付けたドアミラー内蔵タイプ。
現行コルトの初期モデルは三菱バッジを押し出したブーレイ顔(フランス人デザイナーのオリビエ・ブーレイ氏由来)でしたが、
日本では不評だったこのブーレイ顔はマイナーチェンジしたらちょっと地味になった。
NedCar生産車は現在でもブーレイ顔ですが、日本仕様のブーレイ顔とはちょっと違ってます。

大きさはコルトの方が長くて高いです。コルトの場合、 エステートワゴン車的な使われ方を前提としているようですが、
カタログデータの全高1550mmは、立体式駐車場の高さ制限の関係から昨今の国内メーカーのBセグメントの中では標準的。
アンテナはもろぶち当たりますけど、上下に高さ調整できるしネジ式で取り外せます。
尚、Cピラー後ろのウィンドウは先の再マイナーチェンジで高さがドアと同じになりました。
サイドの方向指示器は、欧州仕様では矢印っぽい三角形です。

フォーフォーのアンテナはやはりネジ式で取り外しできますが、上下に高さ調整が出来ません。
あと、フォーフォーはドアのストライカのバネが強いのかドアハンドルが重たく、
閉めるのもある程度強めに押さないと閉まらないです。この瞬間がメルセデスベンツですね(爆)。

フォーフォーのボディは1タイプしかありませんが、コルトは日本仕様のコルトプラスがあり、
NedCarでは3ドアハッチも生産されています。あと「コルトCZC」と言うハードトップを持つカブリオレがあり、
ピニンファリーナのトリノのプラントで生産されています。

カタログ上の形式は違っているものの、両方とも三菱自工開発の4A90 MIVECエンジン。可も不可もない普通のエンジン。
ただフォーフォーは欧州仕様のコントロールユニットのまま輸入されるようで、ハイオク燃料が指定になっています。
燃費の方はコルトでは普段町中を走って10~11km/Lですが、高速飛ばすと結構悪い(^^ゞ。
フォーフォーの燃費は測り忘れましたが、千歳-十勝清水-足寄の250kmで、燃料計のゲージが一つ越えた程度だったか。

フォーフォーも含めて1.5Lガソリン車にも三菱の4A91 MIVECを積んでいますが、
欧州では他に2種類のチューンのあるDC開発の直列3気筒1.5Lターボディーゼルがあり、
イタリアのワンメイクラリーシリーズ、「Winston Colt Cup」でもこのエンジンの車両を指定しています。
あとは三菱製の1.1?3気筒ガソリンエンジンと日本で云うRalliartバージョンRにあたる147PSの1.5L MIVECターボの 「CZT」、
フォーフォーのトップグレードには1.5L MIVECターボを更に手を加え、
メルセデスのハウスチューナー「BRABUS」の名を冠した177PSを誇るモデルが存在します。
画像を比べると化粧カバーは違っておりますが、インダクション系統やバッテリー周辺の取り回しに共通点が見られます。
日本と欧州とではパーツサプライヤーの違いから各種パーツこそ違うものの、ザッと見て風景としては変わりなし。
意外なのはフォーフォーのブレーキマスターシリンダがキチンと運転席側にあること。
元々左ハンドル車として設計された欧州車の中には、イギリスや日本向けの右ハンドル車に改装する際に、
マスターシリンダを左側に残してブレーキペダルだけを右にする例が今でも散見され、
ブレーキペダルの位置の悪さやフィールの甘さを指摘される車種が少なくない現状があるのですが、
ブレーキのフィールはコルトよりも優れていました。
あと、エンジンコントロールユニットがバッテリーの脇にあるのも共通ですが、欧州車に多い例で日本車では見かけません。
しかし、フォーフォーのエンジンは、ボンネット開口部が小さいのでメンテナンスが大変そうに思えます。 

インパネはデザインそのものはフォーフォーの方が好みなのですが、使い勝手は甲乙付けがたい感じ。
フォーフォーは助手席のグローブボックス上やステアリングコラム周りにちょっとした細かい物を置く場所があり結構便利。
ただメーターパネルのオドメータのボタンが説明書を読まないと使えないのがイケマセン。
コルトの場合、ステアリングコラム下にCDケースを数枚なら入れて置けそうな場所があります。
ドアポケットもコルトの方が大きくて使いやすいのですが、500mlのペットボトルの入るスペースは大きな物が欲しかった。
シトロエンAXのそれのように1.5Lのエビアンのペットボトルが入るぐらいのが・・・・・・・・・・。
パワーウィンドウスイッチの場所はまさに日本車と欧州車の違い。 フォーフォーはセンターコンソールにあります。
尚、欧州コルトはセンターの空調吹き出し口が両脇の丸い吹き出し口と同じになっています。

このフォーフォーのインパネの画像では物が散乱しているのですが、
iPodはFMトランスミッターの関係でセンターコンソールにあるシガーライターに接続。
上から降りているケーブルは家から持ち込んだGPS式レーダー探知機のもので、サンバイザーに付けていたからです。
フロントスクリーンは近年の欧州車によくある熱反射式ではないので、通常のレーダー探知機やETC受信機が使えます。
あと、ニッポンレンタカー北海道のフリートの共通仕様として、パイオニアの通信ナビ「Air-Navi」が付いています。

わたしが今回スピード違反で捕まることをネタに望んでいた方がいましたら謹んで謝罪いたします。 なかなか役に立ちましたw

シートは、殊、「運転する」と言う面に於いてはフォーフォーの方が優れています。
メルセデスの製品ですから、やれ「ドイツのクラフトマンシップ」とか「人間工学」などの蓋し文句が出そうなシートですが、
一見頼りなさそうなサイドサポートが的確に上体を支え、コーナーで身体を必要以上に動くことがありませんでした。
コルトのシートは「座る」と言う面でフォーフォーより優れています。リクライニングは両車ともレバーで変えます。
ベンチシート仕様でセンターに肘掛けが付いてますけど、これが意外といい案配。
CVTのフルAT車だからこそ出来るシートとも云えますが、フォーフォーの上級車種にも肘掛けが付いています。
しかしながら思うに欧州コルトのシートは、フォーフォーのそれと同じサプライヤーの可能性もあります。

あとコルトの助手席のシートにはこんな仕掛けもあります。肘掛けも降ろしてみました。 使ったことないのですが。

 IMG_0032

コルトとフォーフォーの機械的な一番の違いがこれ、フォーフォーにはセミATが付いています。 クラッチペダルはありません。
しかもエンジンのトルクの細さをカバーしエンジンを効率よく使うために6速ギアボックスとなっています。
何でもこれは元々メルセデス・ウニモグの複変速機付のギアボックスが技術的なベースであり、
6速ギアボックスでもメイン3段×複変速機2段にすることによりスペースの小さなフォーフォーにはコンパクトに出来ているとか。
こういったギアボックス故に、ロッドやワイヤー等の機械的な繋がりを持つ駆動系パーツは使えないのでセミATになったわけ。
欧州コルトの一部車種にもAMT SuperSHIFTの名で使われています。

普通のマニュアルギアボックスに慣れたわたしには最後まで馴染めないものでした。
シーケンシャルタイプなのですが、シフトアップでは前方にレバーを押し、ダウンは手前に引くことです。
2輪車のレーシングパターンではないのですが、レーシングカーのシーケンシャルギアボックスのように、
手前に引くとシフトアップ、押し込むとダウンの方がどんなに人間の生理にマッチしているのかと思います。
最後までシフトアップ/ダウンを間違えておりましたけど何か?
あとそれ以外はフツーのマニュアルギアボックスでクラッチ板があるので、
変速時は一瞬アクセルペダルから足を離すことが重要です。
これはフルAT時でも同じですが、クラッチペダルのないだけの話ですから、
通常のトルコンATのような扱いではクラッチ板やシンクロの摩耗が確実に早まります。 たぶん。

ただ、それなりに扱いに慣れればつまらない大衆車エンジンでも、
例えば左足でブレーキペダルを踏みながらヒールアンドトウの如くアクセルペダルを煽りながら
シフトダウン作業を完了させることは出来て、レヴカウンターのニードルが左右に踊るのを見るのは出来ます。
でも左足でブレーキを踏むのは北欧人のラリー屋ではないのでちょっとフィールが悪いですね(ヲイ)。
ペダル類をちょっと改造してフツーにヒールアンドトウ作業を出来るようにしたいです(チョットマテヤコラ)。
それと6速までギアがあると言うことですから、6速全開という甘美なコトバもつい出てしまいますなぁw

さーて、まだ続きがあるぞ、とw