趣味のお値段
時々オカンにクルマに随分お金を掛けているだろう云々を云われます。
こういうわけです。オカンは18歳の頃に自動車の運転免許証を取ったのですが、
それは当時母方の祖母から何かの資格をとりなさいと云われたからで、自動車が好きではありません。
68歳になった今でも買い物や歯科医院に行く際に自分で運転して出かけますけど、
テレビのニュース番組で大気汚染の話が報道されると、
いつも温暖化だとかどうこう電気自動車がいいなどちょっと五月蠅いです(;^_^A アセアセ…
そんなオカンからすればわたしの趣味としての自動車はいいとは思わないでしょうけど幸い認めてくれはします。
ただクルマをやむを得ず修理に出すときなんぞは毎回云われるんですよね、
クルマを買った値段と同じ金額を修理に掛けているだろう、
とw
わたしのクルマは実にエンスージアスティックな乗り物ではあるんですが、手のかからないクルマなので、
今まで払ったお金は車検や税金等の法定費用や任意保険の金額を含めても、
買った当時の車両本体価格(2002年9月に5年落ち 42000kmの個体を\1430Kで購入)の半分越える程度の
お金しか掛けていないはずです。しかも、今のクルマは「いじらない」ことを前提に買ったので、
以前に比べてクルマにかけるお金は大分減りました。その分別の遊びが出来ますし。
さらにオカンは云います。アンタは昔はデンシャが好きだったのに、と。
その昔、わたしは鉄道マニア、所謂「鉄っちゃん」でした。しかし10年以上前に自然と足を洗った感じになりました。
たぶんそれは20年前に国鉄が分割民営化して自分の好きな列車や車両が殆ど引退したこともあります。
今では長野新幹線がトンネルで貫通している信越本線の碓氷峠は廃止され、
奥羽本線の福島-米沢、かの板谷峠のスイッチバックはそれを過去の遺物だと云わんばかりに新幹線が通っています。
そして何よりも自動車の趣味の方が楽しくなったから、と考えております。
しかし鉄っちゃんはもの凄くお金と時間をかける必要のある趣味でもあります。
鉄っちゃんは車両に乗る「乗り鉄」、車両を撮影する「撮り鉄」、部品や記念切符を集める「蒐集鉄」、
模型を集める「模型鉄」
など様々に分類されますが、わたしは主に「撮り鉄」をしていました。
模型にしてもNゲージの車両が実家に60両ほどと線路が数十メートル分が保管されていますが、
それを兄方の甥のためにとプラレールとは月とすっぽんの品物なのにオヤジが引っ張り出してしまい、
4歳の甥にとってはただ動く物にしか思えない車両の一部を破壊されました。
わたしが子供の頃に欲しくてオヤジにねだって買って貰ったものなのに_| ̄|○
撮り鉄の方は中学生になった頃から日曜日になれば金の続く限り都内を走る目的の列車を撮りに行き、
何度かは学校をサボってまで行く始末。夏休みや春休みなどは必ず3日~1週間は撮影旅行をしていました。
そんなこともあって、北は札幌から西は下関までそれこそ色んなところに行きました。
高校生の頃までは、学校では禁止されていたアルバイトや家業を手伝ったりして旅費を作っては、
青春18きっぷや周遊券(周遊指定区間内では特急列車の自由席に乗れる)を買い、
一眼レフカメラ2台とレンズ数本、フィルムが10本ほど入ったアルミケース(通称銀バコ)、
場所取りに有効な大型の三脚、着替えや資料の入ったディパックを持って夜行列車に乗り込み、
目的地の最寄り駅に着いてから荷物を担いで田舎の国道や山道を数時間掛けて歩いて行ったものです。
何度かは同じ趣味の年長の方のクルマに乗せてもらったこともありますが、それは滅多にありません。
撮影旅行はスケジュール上の問題からタクシーを利用することもありましたが、ある時こんなことがありました。
青函トンネルの供用が開始された数年後に北海道側の木古内口までタクシーで駅から行ってもらった時、
時間を指定して迎えに来るように運転手に云ったのに指定時刻を一時間過ぎても来ないので、
やむなく木古内駅まで炎天下を荷物を担いで3時間以上掛けて歩いて戻るハメになり、
駅前のタクシー会社に怒鳴り込んだこともありました。その後予定していた函館観光はキャンセルして
札幌に向かったなんてことがありました。
クルマの運転免許証を取得し、家に自分が使えるクルマがあればそいつに乗って撮影ポイントまで
出かけることが出来るようになり移動時間がグッと減りましたけど、今度はクルマで列車を追いかけて、
同じ列車を違う場所で何回も撮影するというスパイラルにはまることになります。
更には、社会人になってそれなりに稼ぎを得るようになると今度は足の速いクルマが欲しくなったり
性能の良い且つ高価なカメラ機材が欲しくなる。しかし時間は制約されるので、1週間程度の休暇のさいは
遠隔地にはホントは目的地まで鉄道利用で行きたいのにやむなく航空機とレンタカーを利用・・・・・・・・・・。
つまり、「鉄分の多い」趣味に首を突っこめば突っこむほど金と何よりも時間が必要となるわけで、
わたしが足を洗ったのはそういうことに疲れたことから来ているのかも知れません。
これは鉄っちゃん趣味のどの分類にも共通し、金や時間だけではなく「情熱」も必要です。
しかも鉄分の多い趣味はある意味クルマの趣味より個人的内省的な物ですから、
家族連れでって行為が出来ない趣味でもあるんです。それと鉄っちゃんな撮影地には殆ど女性はいません。
中には旅行好きが高じて「乗り鉄」になった女性はいるかもしれませんけど、
わたし自身はそういった女性に会ったことも見たこともありません。
クルマの趣味だとイベント会場に家族連れやカップルで来る人は多いし、
わたしの周りにもクルマ好きな女性が何人か居ます。
これを書いたからと云って「鉄っちゃん」を否定するわけではなく、
そうやって時間とお金を注ぎ込めるのはうらやましく思えるのです。
クルマの趣味だってお金だけで云えばそれこそ天文学的な金額を一台のクルマに注ぎ込む人だっています。
モータースポーツをするのに稼ぎを投じればやはり同じではあります。
要はそれぞれは程度問題と個人個人の考え方なのですが、
わたしが今まで普通にしてきた趣味に於いてはデンシャよりもクルマの方が時間もお金もかからないのです。
でも結局はお金でも時間でもないのですよ。バランスだと思います。
Comments
ちょwww\143Kwww
Posted from とっしー | 2007年01月26日 04:49
とっしー様<
Σ! この表記で行けば、ウチのクルマは\143,000になってしまいますね(^^;;
実際は\1,430,000で買ったわけですから、「\1430K」という表記になるんですね。
ご指摘多謝m(__)m
因みに新車価格は\2,290,000だったかな?
Posted from Webmaster CARAVELLE | 2007年01月26日 08:31
まあ、趣味はプライスレスでw
んで、一時くるまやモドキをしてた頃、趣味を生活の糧にするのに疑問をもってましたよ。
趣味ってのは儲ける事ではなく、浪費する事なんですよね。
でも、某氏から久しぶりに中古新規の登録なんやらを聞かれてスンナリ答えられたのにオドロイタw
忘れないモンだねぇw
Posted from @怪鳥 | 2007年01月26日 09:45