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失いたくないもの

4月に大々的な修理と整備を敢行したわたしのプジョー106GTi。おかげでオドが100000kmを越えて未だ快調です。
実は今回の整備にはなんだかんだで60万円以上の金額がかかってしまったワケですが、
5年近く前に140万円(諸費用別途)程で買った車体にその金額の半分近い額を掛けて整備を施したことで、
ある一部の人々から結構冷めた言葉が出てきたりします。言葉に出さなくても顔から「ふーん・・・・・」って感じもある。

「最初から新車を買えばよかったのに」
「新しい型の方がよくできてるだろうに」
「整備や修理に金を掛けるなら乗り換えるべき」

こう云われたり思われたりすればいい気分じゃありませんけど、一応正論ではありますね。
こういう言葉を云う人はクルマの趣味は理解できるけど、クルマは「生活を彩る道具」であるという考え方とか、
スポーツカーで云うなら、新しい物ほど「速くてよく曲がって優れている」という考え方を持っている人かもしれません。
反対にクルマ趣味にズブズブ浸かっている人たちに言わせると、「それが正解だったんだよ!」って云われるんですね。

自動車という物は、今となってはもう行き着くところまで行き着いている感があります。
極端なことを云えば、代替燃料車の類は別にしてももう進化が止まってしまい、
後は受動的安全性の為の重量増加やコストダウンを目指して「退化」が始まっている気がするのです。
受動的安全性向上を目的として構造材とエアバッグの数が増えて、
シャーシやエンジンのモジュラー化によるコストダウンそのものは「進歩」ではあるのですが、
それらが「進化」なのかと云えば疑問を禁じ得ません。

俗に言う「Bセグメント」の部類に入るプジョー106GTiは車重が960kg、
名車106Rallyeに至ってはオプションの電動パワステやエアコンが付いても850kgを切る車重に過ぎません。
車重が軽いことが全てではありませんが、軽ければクルマの性能は大きく向上します。
しかし最新のBセグメントカーは同じ排気量を持つエンジンでも車重が1100kg前後で150kg近く増加しています。
Euro NCAPのような団体によるテストプログラムの実施、それによる安全基準の見直しが車重を増やしています。
更に人間自体の体格が大きくなったことと居住性向上の為に、車幅も増加してきています。
ルノー・クリオⅢ、プジョー207及び1007、シトロエンC3プルリエルは車幅が1700mmを越えてしまい、
日本では「3ナンバー」枠になってしまいました。しかも幅が広くなったからとはいえ安全基準のためにドア厚が増してしまい、
居住性が良くなるわけでもないんです。

現在も今後も、特にB~Dセグメントでは車体の大きさと重さは「プレミアム」という号令も功を奏して大きくなりがちです。
わたしの大好きな一台に旧型のフォード・フォーカスがあるのですが、
98年発表当時は車幅が1750mmで、日本の立体駐車場の最大幅の1770mm(2004年規定のWRカーと同じ)なので、
日本でもなんとか使えるサイズなのですが、現行フォーカスの車幅はなんと1840mm!!!!!!!!
2005年以降規定のWRカーの車幅である1800mmを越えています(WRカーはフェンダーのデザイン処理で合わせてる)。

そして日本車は取り回しの点でCセグメントでも車幅を現状でも5ナンバー枠を出ない車種が多いのですが、
安全規定はうるさくなっているので、ドアの厚みを増加させてしまうのでキャビンサイズは縮小されています。
そして横幅を広げられぬ代わりに屋根高を1550mmの立体駐車場サイズまで上げて開放感を出しているような気がします。
あと軽自動車が売れているという話が良く出てきますが、これは国内の景気のこともあるかも知れませんが、
日本製のBセグメントカー、マーチやヴィッツが大型化してしまった割に車内寸法が拡大していないことがあるのかも。
ヨーロッパでスマートの様なのが出てきたのも、通常のメルセデスCクラスが大きくなってしまった事があると思います。

再度プジョー106の話に戻りますが、今でもわたしがこのクルマを持ち続ける理由は、
先に書いた車重や車幅の小ささにあるのですが、それらを生かしたあのような軽快で抜群なハンドリングマシンは、
市場がそういったのを求めなくなってこの先入手できないような気がするんです。
正直新しい車種、例えばシトロエンC2 VTSにプジョー106GTiよりももっと楽しくて、もっと気持ちよくて
更に洗練されていたキャラクターを求めていましたが、そんなキャラクターのホットハッチは過去の物となり、
現在ホットハッチとして人気のある車種はEuro4の排ガス規制をクリアした1.6~2.3Lクラスのエンジンに、
車重の重たさを助けるべくターボチャージャーを付けて高トルクを17インチホイールで路面をかきむしるのが流行です。
空転したりアンダーステアが出た分はESPが介入します。それが「現代」なんですが、それが正しいかどうか・・・・・・。

そう考えるならば、今のクルマを積極的に所有する理由は思いっきりあるわけです。
尤も今後生活の変化で4ドアサルーンが必要なことが出てくるかも知れませんが、
それでも今の時代以降のクルマを買うことはまずないと思います。そうなると次はプジョー406スポールかねぇw

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Comments

いくら衝突安全が大事だからといって、車が大きく重くなってばかりなのは、エンジニアの怠慢のような希ガス。なんでCセグメントのセダンが1.5t越えばかりやねん!と小一時間(ry

はじめまして
土曜日にS16が 納車となりました。
2003年式 高かったです(汗、、、、
爺なもんで 早く乗りたいものを 手に入れないと眠れません。
捨てる車を 決めないで買ってしまいました。
新車時から5万キロ走ったと思われる
ピレリを 履き替える仕事が残ってます。
ブログ楽しみにしてます♪

すわっち<
エンジニア諸氏の怠慢というよか、NCAPのデータに戦々恐々って感じ。
星の数の多少で売り上げにも響くらしいからなぁ・・・・・・。

tame様<
ようこそいらっしゃいました。
2003年モデルというと本当の最終モデルですね。
ウチの98年モデルでも、オドが少ないと100万オーバーですから本当に高い。
106は標準でピレリを履いていることが多いのですが、
車体が軽いので減りが遅いんです(^^;;。

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