De Havilland DH106 COMET
久々にヒコーキオモチャネタを書いてみました。今回は世界最初のジェット旅客機「COMET」について。
長らく1:400モデルが全く存在しなかったのですが、聞くところでは、1953年にライン就航を始めてからそれこそ何機も墜落、
多くの犠牲を生んだことから英国航空機史の中で不名誉な存在と扱われていたのでモデル化が遅くなったと聞きます。
コメットをライン就航させることでアメリカのボーイングやダグラスを出し抜こうとした英国航空機業界はケチがつき始め、
その後の英国製機もろくなセールス成績を生むに至らず、Boing米国製機の先行を許すことになったわけです。
とはいえ、エンジンの推力不足を少しでも解消すべくRRターボジェットエンジンを主翼に仕込んだことが必然だったとはいえ、
現代の航空機ではおよそ考えられない美しい機体デザインは当時の工業デザイン中では出色でもあります。
一部運良く残った機体が博物館で余生を送っていますが、
その中の1機Comet4B G-APDBはダックスフォード戦争博物館にて実機を2001年11月に見に行っております。
わたしが行ったときは整備中でキャビン内に入れませんでした。



ダッククスフォードに来たときから引退時のDan-Air London(後にBAに吸収)カラーで展示されておりましたが、
今年、1958年の新製ロールアウト直後の美しいBOACカラーに塗り替えられました!!!!!!!!!
さてモデルの方ですが、現在までDan-Air、OLYMPIC、BEAの新旧等の各カラーがAeroClassicisから出てました。
その内わたしが持っているのは旧BEA(British European Airways-後にBOACと合併しBritish Airwaysとなる)のCOMET3 G-ANLOと、
Dan-AirのCOMET4B G-APYCの2機だけです。入手が結構難しかったのですが、人気のあるBOACカラーはまだ発売されていないのです。
世界中で争奪戦になることは間違いありません!!!!!wwww
これとて某店でたった1機しか入ってこなかったので、事前予約を受けられなかったと言います。
お店に電話してすぐに取りに行きますと云ったら出してもらえたのです。ジュラルミン地肌ポリッシュがとても美しいです。
因みに実機のCOMET3はComet1や2より機体長を伸ばして乗客数を増やしましたが、
墜落事故の関係で3型はモデルになったG-ANLOだけです。
もう1機のG-APYCは、ダックスフォード展示機とレジが違っているのがちょっと残念。
実は英国製機コメットとフランス製のSud Aviation SE210 CARAVELLEは「異母姉妹」でありまして、
カラベルの計画時に開発期間短縮の為に2社間で契約をしたことでAIr FranceはCOMET1を3機受領することになりましたが、
度重なる事故により短期間でラインから引退せざるを得なくなりました。
2機は機首等に近似性が見られるのですが、カラベルはデビュー時から高い性能を発揮して徐々にセールスを増やして、
後のAirbusの基礎を作りました。そして、70年代前期にはラインから引退したコメットですが、
カラベルはその後も多くのカスタマーとバリエーションを増やし、
最後まで飛んでいた機体はわずか3年前に東アフリカのコンゴで国際連合の輸送機として使用中に空港で墜落しました。